眼科は目に関係する全ての病気を診る、専門性の高い分野です。
目の構造はかなり複雑なので、数ある診療科の中でも特に専門性が高いと言われています。
人は目が見えないと、日常生活に大変困ることになるからです。
生活の質を維持することに、直接関わってくる診療科だと言えます。
眼の疾患には様々な種類があり、治療方法も細分化されています。
また、視力矯正を目的とするレーシックなど、視力回復の治療なども行っているわけです。
そのため、当診療科の看護師にも幅広い対応力と専門スキルが要求されます。
耳鼻科は耳や鼻、喉などの病気を中心に治療する分野です。
耳と鼻、そして喉は全てつながっており、それぞれの部位に関する幅広い知識が必要になります。
耳鼻科の看護師にも、一つの部位から総合的に判断できるスキルが要求されます。
実際の診療範囲となるのは、眼科の範疇となる眼を除いた殆どの部位に及ぶからです。
神経内科は脊髄や脳、神経に関わる病気を治療します。
主な病気としてはパーキンソン病や脳卒中、認知症などが挙げられます。
神経を扱う分野ではありますが、身体構造全体に診療範囲が及ぶことになります。
血液内科は規模の大きな病院に限られており、専門医も少ない分野です。
その理由は、無菌室やICUなどの専用施設が必要だからです。
血液をはじめ、骨髄やリンパ腺に関する病気を扱います。
高い専門スキルを必要とする診療科なので、キャリアアップを志す看護師にとって適していると言えます。